とも君とご主人様は、
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(以下、『MIMOCA』といいます)
に行ってきたようです.
讃岐にある美術館でお気に入りの一つに
MIMOCAがあります。
丸亀駅の駅前広場に隣接してあって、
広場のオブジェと呼応しています。
展示作品は、名称の通り「猪熊弦一郎」画伯の作品を
常設展示しています。
作品はもちろんイイに決まってるのですが、
僕が気に入っているのはここの建築です。
駅前広場からMIMOCAのアプローチエリアに入ると、
大きな庇で切り取られた、
大きな白い壁をキャンパスに猪熊画伯がデザインした
壁画が降りそそぐように迫ってきます。
その美しい壁画に誘われるように足を進めると
それは、大理石で描かれていることに気づきます、
そして振り返ると、さっきは何気なく通り過ぎたオブジェ達が
強烈な印象でその存在感を示し始める・・・・
その瞬間、先ほどまで見てきた丸亀と違った印象の街並みと
空間が切り取られ、いや、存在し、
このまた建築の領域、いや、この建築の存在を肌で感じるのです。
それは、僕にとって心地よいというか・・・・
初めて来た時は鳥肌が立ちましたけどね、
一見、外から見ると大きなこの空間が無駄なのか
余白なのか、なんなのかいろんな事を想像しますが、
ここは、
猪熊作品の中に放り込まれた小人こびとになった自分がいる空間
に僕は思えるのです。
この感覚が好き。
そして、以前にもこの感覚とよく似た大好きな場所がある
ことに気がついた。
それは、『東京都葛西臨海水族園』です。
葛西の水族館はガラスドームのアプローチから、
マグロが回遊する巨大水槽への展開が好き。
後で気がついたのですが、全く違う用途の建物だけど
何となく好きな『この感覚』は偶然ではなっかた。
2つとも、設計は建築家『谷口吉生』氏でした。
う~んんっ、納得!!
ということで、
今回その谷口吉生氏の
ニューヨーク近代美術館[MoMA]巡回建築展
谷口吉生のミュージアム
期間 2005年7月10日(日)-9月25日(日)
会期中無休
が、開催されているからとも君と来たわけ、
光の陰影が日本的
雄叫びをあげて、周りの人に迷惑をかけないかドキドキ
だったけど、意外とおとなしく、(かしこい!)
まぁ、ちょっとぐらいは大きな空間に声が響くのを楽しんで(^_^;)
パパと一緒にまじまじと猪熊作品を眺めて、谷口作品も眺めて
監視のお姉さんに手を振って、
ショップのおばさんには手を振らずに、
「おいおい、とも君、おばさんにも手を振っときましょうね」
おばさんこっちみてるから・・・・・・(汗)
そろそろママ、試験終わったかな?なんて
思いつつ、MIMOCAを後にしたのでした。
今度は、香川県立東山魁夷せとうち美術館にいきたいなぁ。
○建築家 谷口吉生 設計
■丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
http://web.infoweb.ne.jp/MIMOCA/
■東京都葛西臨海水族園
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/zoo/kasai/index.html
■香川県立東山魁夷せとうち美術館
http://www.pref.kagawa.jp/higashiyama/index.html
今日のお天気は くもり 時々 雨
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